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力の単位変換

ニュートン・キロニュートン・ダイン・重量キログラム・重量トン・重量ポンド・重量オンス・重量ショートトンを NIST の正確な係数で相互変換します。kgf と N の読み替えに対応。

N

結果

0.224809 lbf

1 N = 0.224809 lbf

すべての単位

単位
ニュートン (N) 1
キロニュートン (kN) 0.001
ダイン (dyn) 100,000
重量キログラム(kgf・キログラム重) (kgf) 0.101972
重量トン(メートルトン) (tnf) 1.01972E-4
重量オンス (ozf) 3.59694
重量ポンド (lbf) 0.224809
重量ショートトン(米・2000ポンド) (tonf (US)) 1.12404E-4

力の単位換算。N・kN・重量キログラム(kgf)・重量ポンド(lbf)・ダインを読み替えます。

力の単位換算は、同じ大きさの力をニュートン(N)経由で別の単位に書き直す作業で、値を入れて変換先を選ぶだけで結果が出ます。対応するのは SI単位のニュートン・キロニュートン、重力単位系の重量キログラム・重量トン・重量オンス・重量ポンド・重量ショートトン、CGS単位系のダインで、質量の kg ではなく力そのものを扱います。

kg・kgf・N は何が違うのか — 力の単位換算の土台

kg は質量の単位で、kgf と N は力の単位です。質量は物体そのものが持つ量なので、月に持っていっても変わりません。力は押す・引く・支えるという作用の大きさで、同じ物体でも重力の強さが変われば値が変わります。この二つをつなぐのが標準重力 9.80665 m/s² で、質量 1 kg がこの重力のもとで受ける力が 1 kgf、それを SI で書き直したものが 9.80665 N です。体重計が示す 60 kg を「床を押す力」として書き直すなら 60 kgf、SI なら 60 × 9.80665 = 588.399 N になります。
このページが換算するのは8つの単位です。SI単位はニュートン(N)とキロニュートン(kN、1 kN = 1,000 N ちょうど)。重力単位系は重量キログラム(kgf・キログラム重)、重量トン(メートルトン、tnf)、重量ポンド(lbf)、重量オンス(ozf)、重量ショートトン(米・2000ポンド、tonf (US))。CGS単位系はダイン(dyn)です。変換元と変換先のリストはこの3グループに分かれて並ぶので、いま選んでいる単位がどの体系のものかはリストの見出しで分かります。
係数の出どころは3つの取り決めだけです。1901年の第3回国際度量衡総会が定めた標準重力 9.80665 m/s²(正確)、1959年の国際ヤード・ポンド協定(1 lb = 0.45359237 kg、正確)、そして SI のニュートンの定義(1 N ≡ 1 kg·m/s²)。だから 1 kgf = 9.80665 N は「およそ9.8」ではなく定義から出る正確な値で、結果カードの下の比の行も 1 kgf = 9.80665 N と等号で出ます。変換元と変換先に同じ単位を選んだときだけ、その等号が ≈ に変わります。同じ単位どうしでは掛けて割る手続きそのものが起きないので、係数の正確さとは関係なく ≈ が出ます。
日本語の資料に N と kgf が混ざるのは、法定計量単位から外れた時期が単位ごとに違うからです。計量計測データバンクがまとめている猶予期間の一覧では、ダインの猶予期限は1995年9月30日。日本語版ウィキペディアの「重量キログラム」は、重量キログラムが1999年以降は非法定計量単位で、派生単位も含めて取引・証明には使えないと記しています。切り替え前に書かれた図面・検査成績書・カタログはそのまま現場に残っているので、古い数値を読むときと、新しい仕様に書き直すときの両方で換算が要ります。
換算が実際に必要になるのは、荷重測定・建材カタログ・材料試験のまわりです。フォースゲージやロードセルの表示単位はその代表で、荷重測定専門メーカーのイマダの「力の単位換算」ページには「他国で使用されている単位は?」という見出しがあり、換算表には ozf や lbf が並びます。国内向けの機器が N 表示でも、海外の取引先から届く測定値は kgf や lbf のことがあります。建材・アンカー・吊り具のカタログでは kN が標準で、あと施工アンカーのサンコーテクノは、カタログの強度表示が kN である理由を説明したQ&Aで、1 kN をおよそ 102 kgf と案内しています。この換算器で正確に出すと 1 kN = 101.972 kgf です。材料試験の試験力も同じで、100 kN の試験機は旧単位でいえば 10,197.2 kgf、重量トンなら 10.1972 tnf にあたります。
重量キログラムという名前が示すとおり、kgf は「1 kg の重さ」であって「1 kg の質量」ではありません。質量そのものを別の単位に直したいときは重さ・質量の単位換算が担当です。回す力(締め付けトルク)は力 × 腕の長さという別の量なので、トルクの単位換算に分かれています。

力の換算早見表 — フォースゲージと耐荷重カタログでよく使う組み合わせ

換算結果よく出てくる場面
1 kgf → N9.80665 N旧図面・測定器の kgf 表示
1 N → kgf0.101972 kgfN の値を kgf の感覚に戻す
1 kN → kgf101.972 kgfアンカー・耐荷重カタログ
1 kN → tnf0.101972 tnf吊り具・プレスのトン表示
1 tnf → N9,806.65 N重量トン(1,000 kgf)
1 tonf (US) → N8,896.44 N米国製の2,000ポンド表示
1 lbf → N4.44822 N北米のデータシート
1 N → lbf0.224809 lbfページを開いた直後の向き
1 ozf → N0.278014 N小型フォースゲージ・ばね
1 N → ozf3.59694 ozf海外製の ozf 表示と突き合わせる
1 dyn → N1E-5 NCGS単位系の文献
1 N → dyn100,000 dyn同じ力をダインで書く

手計算の2ステップと、画面での操作手順

手で計算しても画面で計算しても、経路は同じです。どの組み合わせでもニュートンをいったん通ります。まず変換元の係数を掛けて N にします。
FN=Fsrc×fsrcF_{\text{N}} = F_{\text{src}} \times f_{\text{src}}
そのあと変換先の係数で割り戻します。
Fdst=FN÷fdstF_{\text{dst}} = F_{\text{N}} \div f_{\text{dst}}
係数は「その単位1つが何ニュートンにあたるか」を表す数で、8単位ぶんの値は次のとおりです。
  • ニュートン(N):1(この換算の基準単位、1 N ≡ 1 kg·m/s²)
  • キロニュートン(kN):1,000(SI接頭語、正確)
  • 重量キログラム(kgf):9.80665(標準重力そのまま、正確)
  • 重量トン(メートルトン、tnf):9,806.65(=1,000 kgf、正確)
  • 重量ポンド(lbf):4.4482216152605(=0.45359237 kg × 9.80665 m/s²、正確)
  • 重量オンス(ozf):0.2780138509537812(=lbf ÷ 16、正確)
  • 重量ショートトン(tonf (US)):8,896.443230521(=2,000 lbf、正確)
  • ダイン(dyn):0.00001(CGS の定義、正確)
力の単位には温度換算のような足し引きのオフセットがありません。どの単位でも「力ゼロ」は 0 N なので、掛けて割るだけで終わります。
画面での操作は次の順です。
1. 「変換元」で、手元の資料に書かれている単位を選びます。旧図面や測定器の表示なら重量キログラム、北米製のデータシートなら重量ポンド、古い物理の文献ならダインです。
2. 「値」に数値を入れます。マイナスも受け付けるので、引く向きの荷重をそのまま入力できます。
3. 「変換先」に、書き直したい単位を選びます。向きを反対にしたいだけなら「単位を入れ替え」を押せば、変換元と変換先がそのまま入れ替わります。
ページを開いた直後は変換元がニュートン、変換先が重量ポンド、値が 1 になっていて、結果カードは 0.224809 lbf、そのすぐ下の比の行は 1 N = 0.224809 lbf です。
結果カードの下に「小数点以下の桁数」があります。初期値は「自動」で、有効数字がおよそ6桁のところで止まり、末尾のゼロは書きません。0・2・4・6・10・15 のいずれかを選ぶとその桁数ちょうどに揃うので、末尾がゼロでも表示されます。自動のままだと 0.001 より小さい値は 1E-5 のような指数表記に切り替わるため、ダインから N への換算のように桁が大きく離れる組み合わせでは表記の形が変わります。
さらに下の「すべての単位」は閉じた状態で置いてあります。開くと、いま入力している力が8単位すべてでいくつになるかが一覧で出ます。結果カードのコピーボタンで数値をクリップボードに送れるので、検査成績書や見積書にそのまま貼れます。手を加えたあとのURLを共有すれば、相手も同じ換算の状態で開けます。

現場で出てくる換算

フォースゲージの kgf 表示を N に直す

測定器やその成績書が kgf 表示のときは、変換元を重量キログラム、変換先をニュートンにします。1 と入れれば 9.80665 N、比の行は 1 kgf = 9.80665 N。50 と入れれば 490.333 N です。
荷重測定専門メーカーのイマダの解説ページは、本文で 1 kgf をおよそ 9.8 N と書き、換算表には 9.80665 N を載せています。当たりを付けるだけなら 9.8 で足りますが、9.8 で計算した 50 kgf は 490 N ちょうどとなり、正確な 490.333 N と 0.333 N ずれます。校正証明書や検査成績書に載せる数値は、9.80665 で計算したほうを使ってください。

アンカーや吊り具のカタログにある kN を「何キロ」に読み替える

変換元をキロニュートン、変換先を重量キログラムにします。12.5 と入れると 1,274.65 kgf。あと施工アンカーのサンコーテクノは、カタログの強度表示 kN について 1 kN をおよそ 102 kgf と案内していて、この目安でいくと 12.5 × 102 = 1,275 kgf ですから、差は 0.35 kgf ほどです。目安と正確な値がここまで近いので、暗算での確認と書類用の計算を同じ係数感覚で進められます。
10 kN なら 1,019.72 kgf、重量トンに切り替えれば 1.01972 tnf で、感覚としては約1トンぶんの力です。ただしここで出るのは力の大きさであって、その荷重をかけてよいかどうかは別の話です。許容荷重・安全率・施工条件はメーカーの指示で確かめてください。

北米のデータシートにある lbf を N に、N を lbf に

ページを開いた直後の向きがこれです。変換元がニュートン、変換先が重量ポンド、値が 1 で、結果は 0.224809 lbf。逆向きにするなら「単位を入れ替え」を押します。1 lbf は 4.44822 N で、比の行は 1 lbf = 4.448222 N と出ます。
覚えておくと速いのは、1 lbf = 0.45359237 kgf という関係です。ポンドとキログラムの質量比とまったく同じ数字になるのは、重量ポンドも重量キログラムも同じ標準重力から作られているためです。100 lbf のばね荷重なら 45.3592 kgf、SI では 444.822 N になります。

小さい荷重の ozf — 押しボタンやばねの測定

重量オンスは重量ポンドの16分の1で、1 ozf = 0.278014 N。逆から見ると 1 N = 3.59694 ozf です。スイッチの押し込み荷重や細いばねの張力のように、N で書くと 0.5 や 0.3 ばかりになる領域で使われます。
16 ozf はちょうど 1 lbf、つまり 4.44822 N です。海外製の小型フォースゲージが ozf 表示で、日本側の資料が N 表示というときは、変換元を重量オンス、変換先をニュートンにすればそのまま突き合わせられます。逆に日本側が kgf で書かれているなら、変換先を重量キログラムにしてください。

ダインが出てくる文献と、フィルムの「ダイン値」との違い

ダインは CGS単位系の力の単位で、1 dyn = 0.00001 N。逆に 1 N = 100,000 dyn、1 kgf なら 980,665 dyn です。変換元をダイン、変換先をニュートンにして 1 と入れると、結果カードは 1E-5 N と指数表記で出て、比の行は 1 dyn = 0.00001 N と書かれます。0.001 より小さい値は自動で指数表記に切り替わるためで、桁を読み違えないための表示です。
フィルムやプラスチックの表面処理でいう「ダイン値」は、この力のダインとは別の量です。あちらはぬれ張力(表面張力)の値で、単位は dyn/cm。1 dyn ÷ 1 cm = 10⁻⁵ N ÷ 10⁻² m = 1 mN/m なので、40ダインの試薬と書かれていれば 40 mN/m を指します。長さで割ってある量なので、このページの単位リストには入っていません。

材料試験の試験力:100 kN の試験機を旧単位で見る

変換元をキロニュートン、変換先を重量キログラムにして 100 と入れると 10,197.2 kgf。重量トンなら 10.1972 tnf です。旧単位で10トンと呼ばれていた試験機の定格は、SI に直すと 98.0665 kN。逆にいま 100 kN と書かれている試験機は 10,197.2 kgf ぶんで、旧単位の10トン機よりわずかに大きい容量です。
変換先を重量ショートトン(米・2000ポンド)にすると 11.2404 tonf (US) と出ます。メートルトンより1割ほど数字が大きくなるのは、ショートトンが 2,000 ポンド(907.18474 kg)で、メートルトンの 1,000 kg より軽いためです。米国製の試験機やプレスのカタログにある ton がどちらを指すかは、原文の単位表記で確かめてください。

N・kgf・kN・lbf のどれで書くか

取引や証明にかかわる書類は N か kN です。あと施工アンカーのサンコーテクノのQ&Aも、kgf などのSI外単位は取引・契約・仕様書・官公庁への届け出には使えないと案内しています。検査成績書や図面も、そのまま取引の根拠になるなら同じ扱いで考えておくほうが安全です。
社内の感覚や現場での確認には kgf が生きています。10 kN と言われてもすぐには大きさが浮かびませんが、1,019.72 kgf なら約1トンという見当が付きます。旧図面と新図面を突き合わせるとき、測定器の表示と仕様書を照合するときも、いったん kgf に戻したほうが取り違えに気づきやすくなります。確認は kgf、書類は N という使い分けが現実的です。
建材・構造・アンカーの分野では kN が標準です。1 kN = 101.972 kgf という関係だけ頭に入れておけば、カタログの数字はほぼ暗算で確かめられます。海外向けの図面や輸入品の資料では lbf、小型の測定器では ozf、古い物理や電磁気の文献ではダインが出てきます。
換算した数値をどう使うかも先に決めておいてください。桁を確かめるだけなら「小数点以下の桁数」は自動のままで十分です。校正証明書や規格に載せる値なら 9.80665 で計算した数字をそのまま使い、9.8 や 10 で丸めた値は書類に写さないでください。そして換算はあくまで単位の書き換えなので、その荷重をかけてよいかどうか(許容荷重・安全率・動荷重の扱い)は、部品メーカーや規格側の指示で判断してください。

力の換算がずれるところ

  • kg と kgf を同じものとして扱う。 kg は質量、kgf はその質量が標準重力のもとで受ける力です。体重計の 60 kg を N の欄にそのまま入れると、本来 588.399 N であるべき値が 60 N になり、10分の1以下になります。数値が同じに見えるのは地球の表面にいるあいだだけで、量としては別物です。
  • 9.8 や 10 で暗算した値を、そのまま仕様書に載せる。 正しい係数は 9.80665 です。100 kgf を10倍して 1,000 N とすると、正確な 980.665 N より 19.335 N(約1.97%)大きくなります。9.8 を使った場合のずれは 0.665 N(0.0678%)まで縮みますが、校正や検査の数値なら 9.80665 で計算した値を使ってください。
  • 重量トン(tnf)と重量ショートトン(tonf (US))を混同する。 1 tnf は 9,806.65 N(=1,000 kgf)、1 tonf (US) は 8,896.44 N(=2,000 ポンド)で、同じ力を書き表すと数字はおよそ1.102倍ずれます。プレスや試験機のトン表示は、メーカーの国によってどちらか変わります。
  • gf(重量グラム)や mN を単位リストから探す。 どちらも選択肢にはありません。gf は kgf の1000分の1なので、500 gf は 0.5 kgf として入力します。mN は N の1000分の1なので、20 mN は 0.02 N です。10のべき乗の関係しかないので、桁を動かすだけで扱えます。
  • ダインの桁を落とす。 1 N は 100,000 dyn、1 kgf は 980,665 dyn です。5桁動くので、ダインの値をそのまま N として読むと結果が10万倍ずれます。自動表示では 0.001 より小さい値が 1E-5 のような指数表記になるため、E の後ろの数字まで必ず読んでください。
  • 測定値を写すときに、表示単位を確かめない。 フォースゲージやロードセルの表示は N とはかぎらず、海外の取引先から届く成績書には kgf・lbf・ozf が混ざります。数字だけ写して単位を確かめずにいると、kgf を N と読めば約9.8倍、lbf を N と読めば約4.4倍の取り違えになります。桁が10倍近く動くので、結果が不自然に小さいときはまず表示単位を疑ってください。

力・荷重まわりの用語 — 日本語資料での書かれ方

重力単位系(工学単位系)

長さ・時間・力を基本量にとる単位系で、力の基本単位が重量キログラムです。ドロップダウンでは重量キログラム・重量トン・重量オンス・重量ポンド・重量ショートトンがこのグループに並びます。SI が力を kg·m/s² から組み立てるのに対し、こちらは力を先に決めて質量をあとから導きます。

標準重力

1901年の第3回国際度量衡総会が定めた 9.80665 m/s² という約束の値。地球のどこかで測った実測値ではなく、重量キログラムなどの係数を一つに固定するための定数です。国土地理院の解説によれば、日本国内でも北海道と沖縄では重力が約0.15%違います。

法定計量単位

取引・証明に使える単位として計量法が指定している単位のこと。力ではニュートンとその倍量単位が該当します。日本語版ウィキペディアの「重量キログラム」によれば、重量キログラムは1999年以降ここから外れ、派生単位も含めて取引・証明には使えません。

試験力

材料試験機が試験片に加える力のこと。いまのカタログや成績書では kN で書かれ、切り替え前の資料では kgf やトンで書かれています。100 kN は 10,197.2 kgf、10.1972 tnf にあたります。

荷重

構造物や部品に外から加わる力の総称。カタログでは許容荷重・引張荷重・せん断荷重のように書かれ、単位は kN・kgf・N のいずれかです。量としては力そのものなので、このページの単位リストで扱えます。

ぬれ張力(ダイン値)

フィルムやプラスチックの表面が液体でどれだけ濡れるかを示す値。単位は dyn/cm または mN/m で、力を長さで割った量です。力そのもののダインとは別の量なので、このページでは換算できません。

重量オンス(ozf)

重量ポンドの16分の1にあたる力の単位で、1 ozf = 0.278014 N。小型のフォースゲージや、ばね・スイッチの荷重表示で使われます。16 ozf でちょうど 1 lbf です。


N と kgf の換算についてよくある質問

1 kgf は何ニュートン(N)ですか?

正確に 9.80665 N です。標準重力 9.80665 m/s² が1901年の第3回国際度量衡総会で約束の値として定められているので、この係数は測定値ではなく定義値になります。50 kgf なら 490.333 N です。

1 N は何 kgf ですか?「約0.1 kgf」と覚えて大丈夫ですか?

1 N = 0.101972 kgf です。約10分の1という覚え方は桁の確認に使えます。100 N は 10.1972 kgf、1 kN は 101.972 kgf。書類に載せる値は、この係数で計算したほうを使ってください。

kgf と kg は同じですか?N を kg に換算できますか?

同じではありません。kg は質量、kgf は質量が標準重力のもとで受ける力です。N を kg に直すという操作は厳密には成り立ちませんが、地球の表面での重さという意味でよければ、N を 9.80665 で割った値が kgf の数値になり、それが「何 kg ぶんの重さか」に相当します。100 N なら 10.1972 kgf です。質量そのものを別の単位に直したいときは、重さ・質量の単位換算のページを使ってください。

換算には 9.8 と 9.80665 のどちらを使えばよいですか?

校正証明書・検査成績書・図面に載せる値なら 9.80665 です。9.8 で計算すると 0.0678% 小さい値になり、100 kgf では 0.665 N のずれ。10倍で暗算した場合は約1.97%(100 kgf で 19.335 N)大きくなります。現場で桁を確かめるだけなら10倍の暗算で足りますが、その数字をそのまま書類に写さないでください。

カタログに「10 kN」と書かれています。何キロの力ですか?

10 kN = 1,019.72 kgf、重量トンなら 1.01972 tnf で、感覚としては約1トンぶんの力です。あと施工アンカーのサンコーテクノは、カタログの kN 表示について 1 kN をおよそ 102 kgf と案内していて、この目安でいけば 10 kN は 1,020 kgf。ただしこれは力の大きさを言い換えただけで、その荷重をかけてよいかどうかは安全率や施工条件で決まります。

1 lbf は何 N ですか?ozf はどれくらいですか?

1 lbf = 4.44822 N(定義値は 4.4482216152605 N)。1 ozf はその16分の1で 0.278014 N です。逆から見ると 1 N = 0.224809 lbf、3.59694 ozf になります。

重量トン(tnf)と重量ショートトン(tonf (US))はどう違いますか?

重量トンは 1,000 kgf ぶんの力で 9,806.65 N、重量ショートトンは 2,000 ポンドぶんの力で 8,896.44 N です。同じ力を書き表すと、ショートトン側の数字がおよそ1.102倍大きくなります。100 kN なら 10.1972 tnf、11.2404 tonf (US)。米国のカタログにある ton がどちらを指すかは、原文の単位表記で確かめてください。

ダインはどんな資料に出てくる単位ですか?

CGS単位系の力の単位で、1 dyn = 0.00001 N、1 N = 100,000 dyn です。表面張力の測定や古い物理・電磁気の文献に残っています。日本語版ウィキペディアの「ダイン」によれば、1993年11月1日施行の新計量法で力の単位はニュートンと定められ、1995年10月1日以降は商取引などでのダインの使用が禁止されています。

フィルムの「ダイン値」は、このページのダインと同じですか?

別の量です。ダイン値はぬれ張力(表面張力)を表し、単位は dyn/cm。力を長さで割ってあるので、1 dyn/cm = 10⁻⁵ N ÷ 10⁻² m = 1 mN/m にあたり、40ダインと書かれていれば 40 mN/m を指します。このページが換算するのは力そのものの単位なので、dyn/cm は選択肢にありません。

なぜ標準重力は 9.80665 に固定されているのですか?

実際の重力が場所ごとに違うからです。国土地理院の解説によれば、北海道と沖縄を比べると北海道のほうが重力が約0.15%大きく、沖縄で 1 kg の金を北海道へ持っていくと約1 g 重くなる計算になります。測る場所で 1 kgf の大きさが変わっては単位として使えないため、1901年の第3回国際度量衡総会が 9.80665 m/s² という一つの値を約束として決めました。

質量と加速度から力(F = ma)を計算できますか?

このページではできません。あるのは力の値と単位を入れ替える機能だけで、質量の入力欄も加速度の入力欄もありません。2 kg の物体を 3 m/s² で加速する力(6 N)を知りたい場合は、先に手元で掛け算をして、その 6 という数値をこのページに入れてください。

gf(重量グラム)や mN、kgf/cm² は選べますか?

単位リストにあるのは N・kN・dyn・kgf・tnf・ozf・lbf・tonf (US) の8つです。gf は kgf の1000分の1なので 500 gf は 0.5 kgf、mN は N の1000分の1なので 20 mN は 0.02 N として入力できます。kgf/cm² や N/mm² は力を面積で割った圧力・応力の単位なので、このページの対象外です。

表示の桁を変えたり、結果をコピーしたりできますか?

結果カードの下の「小数点以下の桁数」で切り替えます。「自動」のままなら有効数字6桁ぶんで止まり、末尾のゼロは出ません。0・2・4・6・10・15 を選ぶと、その桁数に揃えて末尾のゼロも書きます。校正証明書のように桁を固定したい書類では 4 か 6、暗算の確認なら「自動」が使いやすい設定です。結果カードのコピーボタンで数値をクリップボードに送れて、8単位ぶんの値をまとめて見たいときは「すべての単位」を開いてください。

フォースゲージの換算表の代わりに、このページを社内サイトや解説記事に置けますか?

置けます。ページ下部の埋め込みボタンから iframe 版を取り出せて、機械設計・材料試験・建材やアンカーの解説ページにそのまま貼れます。登録もインストールも要りませんし、計算はブラウザの中だけで動くので、入力した荷重の値がどこかに送られることもありません。埋め込み版でも単位の選択肢は8つのままで、桁数の切り替えも生きています。

出典・参考文献

  1. NIST SP 811 付録 B.8 — 単位をアルファベット順に並べた換算係数表(力の正確な係数は太字:重量ポンド 4.4482216152605 N、重量キログラム 9.80665 N、ダイン 1e-5 N。いずれも定義による正確値)
  2. NIST の SI 手引き 付録 B — 換算係数の入口ページ(太字で書かれた係数は正確値、という表記ルールの説明を含む)
  3. BIPM — 第3回国際度量衡総会(1901年)の決議:標準重力を 9.80665 m/s² ちょうどと宣言。重量キログラム・重量トン・重量ポンド・重量オンス・重量ショートトンの係数がすべて正確な値になる、その元の定数
  4. BIPM — 国際単位系(SI文書 第9版・2019年):ニュートン(1 N ≡ 1 kg·m/s²)が SI の力の組立単位で、重量キログラムなどの重力単位系は SI と併用できない。日本では計量法により、力の取引・証明はニュートンで行う
  5. 英語版ウィキペディア — ニュートン(単位):SI の力の組立単位で、1 N = 1 kg·m/s²。1948年の第9回国際度量衡総会で採択された(Wikidata Q12438)
  6. 英語版ウィキペディア — 重量ポンド(pound-force):0.45359237 kg × 9.80665 m/s² = 4.4482216152605 N と正確に定義される。力の lbf、質量の lbm、スラグの区別も扱う(Wikidata Q1194225)
  7. 英語版ウィキペディア — 重量キログラム(kilogram-force):標準重力のもとで質量 1 kg が受ける重力で、正確に 9.80665 N。BIPM は SI との併用を認めていないが、油圧機器やモーターのカタログ、フォースゲージの表示単位として今も使われる。日本では1999年以降、重量キログラムは非法定計量単位(Wikidata Q216880)
  8. 英語版ウィキペディア — ダイン:CGS単位系の力の単位で、正確に 1×10⁻⁵ N(10 μN)。表面張力の測定や古い電磁気学の文献に残る。日本では新計量法の猶予期限(1995年9月30日)を過ぎ、取引・証明には使えない(Wikidata Q201933)
  9. 英語版ウィキペディア — 標準重力:9.80665 m/s² は第3回国際度量衡総会(1901年)が定めた正確な約束値で、地球上のどこかで測った実測値ではない。国土地理院の解説によれば、日本国内でも北海道と沖縄では重力が約0.15%違う(Wikidata Q13400897)
  10. 英語版ウィキペディア — 国際ヤード・ポンド協定(1959年7月1日):常用ポンドを正確に 0.45359237 kg と定義した。重量ポンド・重量オンス・重量ショートトンの係数は、この定数から導かれる

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